インターネットトラブルには様々な種類があります。
名誉毀損(誹謗中傷)関連、著作権侵害関連、プライバシー侵害関連が代表的なものですが、この内見落とされがちですが、多くの人が無意識に行ってしまっているものが著作権侵害になります。
著作権侵害は、インターネット上で行うことで思わぬトラブルに巻き込まれてしまうリスクもありますので、十分ご注意ください。
1 著作権侵害には十分ご注意ください
まず、大前提として、現在の著作権法においては、著作物全般について、違法にアップロードされたものだと知りつつダウンロードすることは禁止されております。
たまに、私的利用だから問題ない、という指摘を目にすることもありますが、現在の著作権法の下では、私的利用であったとしても、違法にアップロードされたものだと知りつつダウンロードすることは民事上の損害賠償責任を負うだけではなく、刑事罰もあり得ますので十分注意する必要があります。
よくSNSのプロフィール画像等において著作物が利用されていることもありますが、このような使用は違法となり得ます。
もちろん、著作権者側がそのような私的利用を許可している場合もあり、一種のフリー素材のように二次利用を幅広く認めているものもあります。
そのため、著作物を利用する際にはどのような利用方法が許容されているのか、それとも全く許容されていないものなのか、といったことをご注意ください。
特に子供の場合にはよくわからずに著作物を無断使用してしまっている場合もあります。このような場合には保護者の責任になる可能性も十分ありますので、お子様のインターネットの利用に関してはくれぐれもご注意ください。
2 インターネットトラブルが発生した場合には早めに弁護士を含む専門家にご相談ください
インターネットトラブルに関しては、一人で悩んでインターネット上での玉石混交の情報に触れるとますます混乱してしまうと思います。
特に著作権等は特殊な分野ではありますので、正確に理解をした上で適切な対応をしなければ、間違った対応をしてしまうこともあり得ます。
そのため、自分がインターネットトラブルに巻き込まれてしまったと思われた場合には、まずは弁護士を含む専門家にご相談いただき、迅速かつ慎重に対応方針を検討いただくことを強くお勧めいたします。