インターネットトラブルについて

インターネットの普及に伴い、インターネットトラブルには様々な類型がありますが、以下では代表的なトラブルの類型をご紹介いたします。

1 匿名掲示板やSNSにおける名誉棄損、侮辱的な投稿に関するトラブル

(1)5ch、2ch、爆サイ、ホスラブ、たぬき等の匿名掲示板上のトラブル

匿名掲示板やSNSにおける名誉棄損、侮辱的な投稿に関するトラブル

従来からもっとも多くトラブルとなっているのが、5ch、2ch、爆サイ、ホスラブ、たぬき等の匿名掲示板上における名誉棄損、侮辱的な投稿に関するトラブルです。

また、誹謗中傷を行う投稿に関するご相談がもっとも多いですが、中には、氏名や住所、家族構成といった個人情報を暴露するプライバシー侵害に該当し得る投稿に関するご相談や、自身が被写体となっている写真を無断で投稿されたことに伴う肖像権侵害に関するご相談もあります。

(2)twitterやfacebook等のSNS上のトラブル

twitterやfacebook等のSNS上のトラブルに関して昨今ご相談が非常に増えている印象です。

基本的には名誉棄損、侮辱的な投稿がSNS上でなされたとのご相談やプライバシー侵害や肖像権侵害に関するご相談が多いという点では匿名掲示板の場合と同様です。

他方で、無断で知人の氏名等を利用してアカウントを作る、いわゆるなりすましや、アカウントの乗っ取りに関するご相談を増えており、これらは、SNS特有のトラブルといえます。特に、この類型のトラブルでは、軽い気持ちで知人の名前を利用してしまったというご相談や、子供が学校の友人の名前を勝手に利用してしまい、現在学校で問題となっているといったご相談が多い印象です。

2 ファイル共有ソフトを利用した著作権侵害に関するトラブル

ファイル共有ソフトを利用した著作権侵害に関するトラブルも最近非常に多くなっております。

代表的なトラブルとしては、ファイル共有ソフトの中にはダウンロードしたデータを自動的にアップロードしてしまうものもありますが、その仕組みを知らずに(認識した上で行っている方もいますが)、ファイル共有ソフト上でアップロードされている有名漫画やアニメをダウンロードしてしまい、結果として自分自身が違法ダウンロードだけでなく違法アップロードもしてしまっているケースです。

上記1の場合にはある程度自分自身で悪いこと、問題となり得ることをしたと認識している場合も多いのですが、このケースでは自分自身で違法なことを行っている認識が一切なく、権利者から発信者情報開示請求や損害賠償請求が届き初めて自身の行為が違法なものであると認識し、非常に狼狽してしまう方が多い印象です。

3 企業の評判を下げることを意図した悪質なレビューや記事に関するトラブル

この類型のトラブルとしては、Googleマップ、Amazon、Yahoo!ショッピング、価格com,楽天、食べログ等の媒体における、企業の評判を下げることを意図したネガティブなレビューに関するご相談がもっとも多いといえます。

この他にも、アフィリエイトサイトにおけるやらせランキングで、自社が不当に低評価を受けたといったご相談や、転職会議等の転職サイトにおける事実無根の投稿に関するご相談も幅広くございます。

最近ご相談が多いトラブルとしては、同業他社がECサイト等で規約に違反したサクラレビューをしている結果、自社の評価が相対的に低くなってしまっているというご相談もあります。

関連ページ

お問い合わせフォーム

 

ページの上部へ戻る

keyboard_arrow_up

0358774099電話番号リンク 問い合わせバナー