自画撮り写真の共有にはご注意ください

インターネットトラブルに巻き込まれたけれども弁護士に相談してよいか分からず、近くの役所などに相談すればよいのか、といったご質問をいただくことがあります。

弁護士は有料での相談も多く、また相談をするにも敷居が高いと感じられる傾向があるようです。

そのような方にご紹介することもあるのですが、違法・有害情報相談センターや消費生活センターという組織へのご相談も一つの方法であり、実際に多数の相談が寄せられているようです。

本日は、弊事務所に寄せられたご相談を踏まえ、自画撮り写真を安易に共有するリスクに関してご紹介いたします。

1 自画撮り写真の共有にはご注意ください

「仲の良かったフォロワーと自画撮り写真を交換したらその写真をインターネット上でばら撒くと脅迫された」、というニュース等を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

インターネット上では様々な人とのつながりが存在し、現代社会においては不可欠なツールとなっていることは間違いありません。

ただ、昔は、例えば「知らない人にはついていってはいけない」、「知らない人に話しかけられても注意しなければならない」等ということはよくいわれていました。

しかしながら、インターネット上では、このようなルールはほぼ存在しません。

一度もあったことがない人と、SNS等で交流を持つことはよくありますし、むしろ普通のことであると言えます。

もちろん、大人であれば分別をもって対応することもできますが、子供の場合には、例えば仲良くなった相手方に上記のように自画撮り写真を送ってしまいトラブルに発展するということも決して珍しいことではありません。

一度このようなトラブルに発展してしまった場合、その子の将来にも大きな影響が発生するリスクもゼロではありません。

転ばぬ先の杖といいますので、まずは、お子様がどのようにインターネットを利用しているのか、特にSNSの利用に問題はないか、心配な点はないかということを慎重にご確認にただくことを強くお勧めいたします。

2 インターネットトラブルが発生した場合には早めに弁護士を含む専門家にご相談ください

インターネットトラブルに関しては、一人で悩んでインターネット上での玉石混交の情報に触れるとますます混乱してしまうと思います。 そのため、自分がインターネットトラブルに巻き込まれてしまったと思われた場合には、まずは弁護士を含む専門家にご相談いただき、迅速かつ慎重に対応方針を検討いただくことを強くお勧めいたします。

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