インターネットトラブルの相談内容について③

インターネットトラブルに巻き込まれたけれども弁護士に相談してよいか分からず、近くの役所などに相談すればよいのか、といったご質問をいただくことがあります。

弁護士は有料での相談も多く、また相談をするにも敷居が高いと感じられる傾向があるようです。

そのような方にご紹介することもあるのですが、違法・有害情報相談センターという組織へのご相談も一つの方法であり、実際に多数の相談が寄せられているようです。

そこで、本日は、どのような媒体、プラットフォームでのトラブルに関するご相談が多いのか、違法・有害情報相談センターが公表する資料を踏まえて、弊事務所への相談内容を踏まえてご紹介いたします。

1 インターネットトラブルの相談内容について

当該センターが公表する資料を踏まえますと、令和3年度における相談の上位5つは以下のとおりです。

①Twitterに関する相談は12.1%、②Googleに関する相談は10.6%、③Metaに関する相談は4.3%、④5ちゃんねるに関する相談は4.3%、⑤LINEに関する相談は2.9%

弊事務所に寄せられるご相談の傾向としては、Twitterに関するご相談と5ちゃんねるを含む匿名掲示板(たぬき掲示板や爆サイ等)に関するご相談が上位2つを占めている状況です。

ただ、ファイル共有ソフトの利用に関するご相談も相当程度ありますので、なかなか一概には傾向を判断することはできないところです。

2 インターネットトラブルが発生した場合には早めに弁護士を含む専門家にご相談ください

インターネットトラブルは老若男女を問わず誰もが巻き込まれるリスクがあるトラブルです。些細なことがきっかけで自分が加害者となってしまうところもインターネットトラブル特有のリスクであると考えております。

しかしながら、基本的にはインターネットの利用者にとっては匿名のやり取りが多いという安心感もあるためか、なかなか自分のこととして実感を持つことができない方が多い印象です。

また、個人のインターネットトラブルの場合、トラブル内容を他者に相談することは恥ずかしくなかなか相談に踏み切ることができないという方もこれまで相当程度いらっしゃいました。 お気持ちは分かりますが、一人で悩んでインターネット上での玉石混交の情報に触れるとますます混乱してしまうと思います。そのため、自分がインターネットトラブルに巻き込まれてしまったと思われた場合には、まずは弁護士を含む専門家にご相談いただき、迅速かつ慎重に対応方針を検討いただくことを強くお勧めいたします。

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