貨物が海外から届かない場合の対処法

インターネットで海外の業者から購入した貨物が到着予定日になっても届かずに困っている、というご相談をいただくことがあります。
本日は、このような場合の対応について、ご紹介いたします。

 

1 貨物の輸入の流れ

国際宅配便や国際郵便等を利用して輸入する等一定の場合を除き、通常、貨物を輸入する際には、輸入者又は輸入者から依頼を受けた通関業者等が輸入申告を税関に対して行い、税関から輸入許可を取得する必要があります。
また、一部の貨物については、輸入申告の際に、各種の法令に基づき税関以外の関係省庁の許可や承認等を取得しておく必要があるものもありますので、注意が必要です。

 

2 貨物が海外から届かない場合

貨物が海外から届かない場合に関して、考えられる主な理由としては、以下の3つのケースがあります。
①そもそも貨物が日本に届いていないケース
②貨物は日本に到着しているが、上記1のとおり、輸入申告の際に、各種法令に基づき税関以外の関係省庁の許可や承認等を取得しておく必要がある類型の貨物であったため、それらの許可や承認等の取得に通関業者が手間取っているケース
③税関による貨物の検査が実施されているため、税関に留めおかれているケース

①のケースは、海外の業者との間で改めて連絡を取り合う必要がある一方で、②及び③のケースは、通関業者や税関を含む関係省庁に対して状況を詳細に確認する必要があります。
もっとも、通関業者や税関等とのやり取りをする際には、輸入通関に関する専門的な用語が使用されますので、なかなかスムーズにやり取りをすることが難しい場合もあるものと思われます。そもそも、貨物が海外から届かず、不安な状態でこのようなやり取りを行うことは、通常の方であれば非常に難しいと言えます。

当事務所では、代表弁護士が通関士資格を有しており、通関業者や税関と豊富な対応経験を有しております。
代表弁護士が依頼者を代理して通関業者や税関に対して問合せを行うことも可能ですので、貨物が海外から届かず困っている方、通関業者や税関とのやり取りがスムーズにできずに困っている方は、当事務所までお気軽にお問い合わせください。

 

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