未成年の子供と知的財産権侵害トラブル

インターネットの発展に伴い、未成年の子供が知らず知らずのうちに知的財産権(著作権や商標権など)の侵害に関与してしまうケースが増えています。

特にSNSや動画配信サービス、オンラインゲームなどは身近な存在であり、子供たちが違法コンテンツを利用したり共有してしまうリスクも高まっています。

この記事では、未成年者が知的財産権侵害に巻き込まれてしまった場合に、親としてどのように対応すべきかをご説明いたします。

1 知的財産権とは?

知的財産権とは、知的創作物に対して認められる権利の総称です。

代表的なものとして以下があります。

①著作権

音楽、映像、文章、写真、イラストなどの創作物を保護する権利。

②商標権

商品やサービスを識別するためのマーク(ロゴやブランド名)を保護する権利。

③特許権・実用新案権

発明や考案を保護する権利。

未成年者が問題に関わるケースとして、例えば以下のような事例が考えられます:

①他人の著作物(音楽、画像、動画)を無断でSNSに投稿、②ゲーム内で他人のキャラクターやデザインをコピーして使用・販売、③有名ブランドのロゴを勝手に使ったグッズを販売等

2 親がとるべき法的対応

①問題の事実関係を確認する

まずは、子供がどのような行為を行い、知的財産権の侵害がどの程度なのかを確認しましょう。具体的には、投稿内容、使用している素材やプラットフォーム、第三者からの警告や削除要請があったかを把握します。

違反の可能性があるコンテンツは、被害を拡大させないため、可能であればすぐに削除することが重要です。また、当該事実を証拠としても適切に保存しておきましょう。

②相手方との折衝

権利者から警告や損害賠償請求があった場合、適切に対応する必要があります。以下のような対応が考えられます。

【謝罪と再発防止の誓約】

権利者に対して謝罪し、今後同様の行為をしないことを約束します。

【損害賠償への対応】

請求額が妥当かどうかを確認し、必要であれば弁護士に相談して交渉します。

未成年者の場合、親が法定代理人として責任を負うこともあります。

特に、商業目的での侵害や悪質なケースでは賠償額が高額になることもあるため注意が必要です。

③プラットフォームへの対応

知的財産権を侵害する投稿がSNSや動画配信サービスに残っている場合、該当するプラットフォームに削除申請を行う必要があります。

多くのサービスでは著作権侵害を報告するフォームが設けられていますので、迅速に対応しましょう。

また、ネット上で拡散されている場合は、拡散元に対しても削除依頼を出すことが有効です。

3 弁護士に相談する重要性

知的財産権に関する問題は法的に複雑であり、権利者との交渉や損害賠償請求への対応には専門的な知識が必要です。未成年者の場合、親が代わりに対応することになりますが、適切に対処しないとトラブルが拡大する可能性もあります。

弁護士に相談することで、状況を正確に把握し、合理的な解決を模索することが重要です。

トラブルが発生した際には一人で抱え込まず、早めに弁護士にご相談ください。専門家と共に適切に対応し、子供の将来を守りましょう。

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