仲間内での悪ふざけでは決して済みません②

インターネットトラブルには様々な種類があります。

名誉毀損(誹謗中傷)関連、著作権侵害関連、プライバシー侵害関連が代表的なものですが、

インターネット上に自身の個人情報がわかる情報を掲載していまい、思わぬプライバシー侵害が発生するということもあるため十分注意が必要です。

また、本人は単なる仲間内の悪ふざけのつもりで投稿したことが、社会的には大問題と発展し、その人の将来に大きな悪影響を及ぼしてしまうということもあります。

本日は、そのようなトラブル事例についてご紹介いたします。

1 仲間内の悪ふざけでは済まされません

インターネットトラブルの加害者の方の中には、「単なる遊びや悪ふざけのつもりであった」、「こんなに大事になるなんて思わなかった」、「自分のせいで家族にまで迷惑が掛かってしまっている」ということをおっしゃる方が多くいらっしゃいます。

例えば、仲間内の悪ふざけの一環として、友人の一人に成りすまして、SNSのアカウントを作り、その友人の写真等を無断で使用して、様々な書き込みを行うといったケースがあります。

このようなケースは中学生から大学生で多い印象で、学校への通報などによって発覚することが多いといえます。

なりすましを行った本人は、ちょっとした悪ふざけや、場合によっては昔悪口を言われたことに対する仕返し程度のつもりで行っているケースがほとんどですが、このような行為は極めて悪質であり、重大なプライバシー侵害行為に該当しますので絶対に行ってはいけません。

多額の賠償金が請求される可能性もありますし、最悪のケースでは刑事事件に発展する場合も考えられますので、単なる悪ふざけでは決してすまされないということを十分認識することが必要です。

2 インターネットトラブルが発生した場合には早めに弁護士を含む専門家にご相談ください

インターネットトラブルに関しては、インターネット上で様々な解説がなされている所ではありますが、正直なところ玉石混交の情報といわざるを得ず、そのような情報に触れるとますます混乱してしまうと思います。

また、インターネットトラブルといっても非常に大きなトラブルである場合もあれば、個人間の話し合いで解決可能なトラブルまで幅広く、ケースに応じて適切に対応することが必要ですので安易な対応はリスクが非常に高いと言わざるを得ません。 そのため、自分がインターネットトラブルに巻き込まれてしまったと思われた場合には、まずは弁護士を含む専門家にご相談いただき、迅速かつ慎重に対応方針を検討いただくことを強くお勧めいたします。

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