主な取扱い業務―契約書の作成・レビュー

	トップページ弁護士紹介弁護士報酬よくある質問事務所概要・アクセスお問い合せ

このページの目次

１．冷静な視点で利益の創出と紛争の回避を目指す～適切な契約書の作成はビジネスの根幹を構築します～

契約書の作成・レビュー企業は、その事業展開に伴い、直接間接を問わず、多くの契約に関係することになります。そのため、ビジネスに携わる方にとって、ビジネスにおける契約書の重要性はあらためてご説明するまでもないと思います。

しかしながら、日本では、まだまだ、「古くからの取引相手であり、信頼関係が強いので、契約書なんてなくてもトラブルなど発生しない」という考えがあり、契約書を作成せずに取引を行うといった場面が見受けられます。

また、契約書を実際に作成する場面でも、取引先への配慮から、自社の利益にとっては中途半端な条項で妥協するケースも多くあるところです。

これらの考えや習慣には人間味があり、ある面では好ましいことは間違いありません。

ただ、ことビジネスという観点から言えば、非常にリスクがあると言わざるを得ません。

契約書を作成しない場合はいうに及ばず、契約書を単に作成しただけでは、契約書が取引を始めるための形式としての意味しか持たず、利益の分配の視点や、紛争に備えたリスクヘッジの視点が含まれておらず問題があると言わざるを得ません。

最大の問題は、取引相手との信頼関係を前提とした場合、ひとたび問題が発生し、相手方との信頼関係を維持できなくなれば、相手方との協議によってトラブルを回避することはもはやできなくなるという点です。この場合には、契約書がない又は契約書に記載していなかったがために、非常に不利な立場に立たされることになりかねないのです。

その取引が重要であればあるほど、一度の契約トラブルが、企業の利益を帳消しにするほどの損害に発展したり、場合によっては、企業の存続を揺るがす致命的な問題となりかねないことには、十分に注意する必要があります。

確かに、契約書の文言等の調整が上手くいかずに、取引自体が始まらないようでは本末転倒ですが、企業にとって極めて重大なリスクとなる点については、文言の書き振り等を工夫することで、可能な限りリスクを低くするように努めるといった方策を講じておくべきです。

冷静な視点で利益の創出と紛争の回避を目指すことで、ビジネスを構築していくことが重要なのです。

２．契約書の重要性～なぜ契約書の作成が紛争予防につながるのか～

契約書を自社の有利に作成することで利益につながりやすいという面は理解しやすいかと思いますが、契約書の作成が紛争の予防につながるという点については、イメージが持ちづらいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、その点をもう少し掘り下げてご説明します。

企業が契約書の条項を詳細に検討することは、契約書に基づくビジネス内容を企業が整理し、当該ビジネスから生じ得るリスクの所在を分析することと直結します。そして、ここで分析したリスクこそが、契約書でケアすべきものです。企業はリスクの把握を通じて、契約書においてリスクを回避するための規定を設けることが可能となります。

加えて、企業が詳細な検討を踏まえた契約書を取引相手に対して提示し、取引相手に対しても契約書を検討してもらうことで、契約内容から生ずる権利義務関係について、契約当事者間で理解が深まり共通化が図られることになります。

これにより、契約内容について契約締結後に誤解が生じる余地が少なくなり、契約内容に関する誤解によって発生する紛争を未然に防止できるという効果も期待できます。

このように、法的な観点を踏まえた適切な契約書を作成・レビューすることは、事前に紛争を予防するといういわば予防法務的な効果も期待できるのです。

３．当事務所の契約書作成・レビューの特徴～オーダーメイドでご提供いたします～

当事務所では、単に契約書としての形を整えるのではなく、各依頼者の固有のビジネスを踏まえてオーダーメイドで契約書の作成・レビューを行います。

当事務所がご提供する契約書の作成・レビューのメリットをいくつかご紹介します。

①依頼者のビジネスに合致した契約書の作成

安易にひな形を流用することで、必要な条件を落とすことや、依頼者に不利な契約内容となってしまうことはありません。

当事務所では、依頼者固有のビジネスに則した契約書を作成します。

②リスクの把握

依頼者が、契約に伴うリスクを適切に把握できるようにします。単に契約書の文言を適切に整えるだけではなく、契約を運用するに際して、どのようなことに気をつければ良いのかといったことも適宜アドバイスします。

③ビジネスの構築サポート

以前とは異なる新しいビジネスを始める場合、漠然としたイメージのようなものからスタートし、徐々に具体化していきます。このような、いわばビジネスの出発点の時点で、契約の専門家である弁護士を活用いただくことにより、例えば、他社や他業種の事例を踏まえたり、法令や裁判例を踏まえたりして、様々なアドバイスやアイデアを得ることができる可能性があります。当事務所は、こうしたビジネスの出発点、いわばビジネスの種を大きなビジネスに成長させていくお手伝いも積極的に行っています。