広告表現に関する業務(広告規制法務)

1 広告をリーガルチェックする際の当事務所の心構え

広告は、企業や事業主にとって、その製品の内容や魅力等を消費者やユーザーに伝え、製品を購入してもらうための非常に重要な手段です。

そのため、当事務所では、広告へのリーガルチェックをご依頼いただいた場合には、依頼者のビジネスを適切に理解するとともに、広告でどのようなことを伝えようとしているのかを把握した上で、法律上問題となり得る点があるかどうか、また、法律上は問題ない場合であっても「炎上」するリスクがないかどうか等をチェックしていきます。

依頼者のビジネスの観点を第一に踏まえた上で、迅速にリーガルチェックを行うことを常に念頭においております。


2 問題となり得る広告について

最近では、健康食品、化粧品、美容に関する広告が問題となることが多い印象です。

例えば、誰もが憧れる健康的な体形の人の写真や口コミが多数掲載されている健康食品の広告について、当該広告が、当該健康食品を利用するだけで掲載されているような体形になることができる効果を標榜するものかどうかが問題となったケース等がございます。


3 広告のリーガルチェックを弁護士に依頼することのメリット

広告のリーガルチェックを弁護士に依頼することのメリットは、リーガルチェックを依頼しないことで起こり得るトラブルと表裏の関係にありますが、代表的なものとしては、

  1. 措置命令や課徴金納付命令等の行政からの処分を避けることができる可能性が高まる点
  2. 不当な広告表示であるとして、契約の取消し・解除や損害賠償請求等の民事責任を避けることができる可能性が高まる点
  3. 弁護士という第三者の視点が加わることで、炎上リスク等のレピュテーションリスクにもより配慮することができる点

等が挙げられます。

①及び②という視点はある意味弁護士にリーガルチェックを依頼する場合には当然に念頭におかれている部分ではありますが、③という視点も非常に重要です。

当事務所では、単に法的に問題ないという指摘だけにとどまらず、ビジネスの観点からどのように考えられるかまで踏み込んで検討するよう心がけております。


4 最初の段階でご相談いただくことが重要です

広告法務は、いわゆる予防法務となり、なかなか弁護士に依頼することまではせず、何かトラブルが発生してから依頼すれば十分だろうと考えている方が多くいらっしゃいます。

しかしながら、広告に関するトラブルは、事前に詳細に検討しておくことで避けられるものが相当程度ありますし、現在では、一度トラブルが発生し、インターネット等で炎上してしまうと、ビジネスに大きな悪影響を及ぼしかねませんので、軽視することは危険と言わざるを得ません。

当事務所は、インターネットトラブルも幅広く取り扱っておりますので、様々な視点を踏まえて広告に関するリーガルチェック等をご提供しております。

広告のリーガルチェックについてこれまで意識されていた方はもちろん、特段意識されていなかった方も、適切な広告を掲載することはビジネスを円滑に進める上では非常に重要ですので、まずはお気軽にご相談いただけますと幸いです。

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