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1 広告を継続的にリーガルチェックすることの重要性
広告を継続的にリーガルチェックすることは非常に重要です。
というのも、99%の広告を適法に行っていたとしても、1%の広告が景表法を代表とする広告関連の法律に違反していた場合には、行政からは、措置命令や課徴金納付命令等の行政処分を下される可能性があり、また、消費者やユーザーからは、「悪徳業者」等とのレッテルを貼られる可能性があります。
ある意味、自動車の運転と同様であり、一瞬の気の緩み、よそ見をすることで取り返すの付かない大事故となってしまいます。
ところが、この点も自動車の運転と同様ですが、日常的に様々な広告を掲載していると、どうしても気が緩むときや、これまでよりも少し強めの表現にしてみよう等魔が差してしまうタイミングが生じてしまいます。
このようなタイミングが発生することを避けるためには、掲載する広告を継続的に弁護士にリーガルチェックするように依頼することが非常に重要です。
2 広告のリーガルチェックは弁護士にご相談ください
広告のリーガルチェックについては、機械的に低額でチェックをするサービスを提供する事業者もいるようですが、このような事業者に依頼いただくことにはリスクがあると言わざるを得ません。
弁護士ではない以上、法律の理解が適切かどうか判然としませんし、また、広告関連の法規制は定期的に修正等がされますが、このような事業者が最新の情報をアップデートしているかは不明です。
そもそも、広告表示が法律に違反しているかどうかは、広告で表示されている形式的な文言だけで判断されるものではなく、広告から消費者が受ける全体的な印象等も重要となってきますので、形式的、機械的なチェックにはなじまず、非常に危険であるといえます。
そのため、広告のリーガルチェックについては、弁護士にご相談いただくことを強くお勧めいたします。
3 顧問弁護士を利用することのメリット
顧問弁護士を利用する場合、日常的に相談をしている弁護士となりますので、事業自体をある程度把握しており、ビジネスの視点を踏まえた広告のリーガルチェックが期待できます。
また、スポットでご依頼いただく場合と比較すれば、顧問弁護士のプランをご利用いただく方が、広告のリーガルチェックに関して発生する弁護士費用を抑えることができます。
なかなか、広告に関して弁護士に相談、リーガルチェックを依頼することには、そこまでする必要はないのではないか、という心理的なハードルがあるものと思いますが、広告表示を原因として、消費者から「悪徳企業」等のレッテルを貼られ、ビジネスに大きな悪影響を及ぼすケースもございますので、まずは、一度ご相談いただくことをお勧めいたします。