近年、SNS等の普及に伴い、未成年の子供がインターネットトラブルに巻き込まれ、名誉毀損やプライバシー侵害といった被害に遭う(又は加害者となってしまう)ケースが増えています。
未成年者がこのようなトラブルに巻き込まれてしまった場合、親が冷静に法的な対応を行うことが非常に重要です。
そこで本日は、親としてどのように対処すればよいかについて解説いたします。
このページの目次
1 名誉毀損とは?
名誉毀損とは、ある人の社会的評価を低下させるような事実を公然と摘示する行為です(刑法第230条等)。
例えば、子供がインターネット上で軽い気持ちで同級生の悪口を投稿してしまうといったケースです。
2 親がとるべき具体的な法的対応
①問題が発覚したら、すぐに事実関係を確認する
まず、問題の投稿内容がどのようなものであったかを正確に確認しましょう。
投稿内容は保存することが重要です。スクリーンショットや録画等の手段で適切に保存するように注意してください。
②相手方に訂正や削除を求める
お子様が被害者の場合であれば、もし名誉毀損やプライバシー侵害等が明らかであれば、該当する投稿者に対し、訂正や記事の削除を求めます。
この段階で投稿者が不明であれば弁護士を通じて投稿者を特定するように動くことになりますし、投稿者が判明している場合には弁護士を通じて通知書を送付することで、相手側に誠意ある対応を促すことができます。
③慰謝料や損害賠償の請求
名誉毀損やプライバシー侵害が認められた場合、精神的苦痛に対する慰謝料や損害賠償を請求することが可能です。
未成年の子供の場合、親が法定代理人として請求手続き行います。裁判所を通じた訴訟の提起も視野に入れることになりますが、和解による解決を目指すことも多いです。
④ネット上の拡散への対応
SNSやインターネットで問題の情報が拡散されている場合、プラットフォーム等のコンテンツプロバイダに対して投稿の削除依頼を行う必要もあります。
3 弁護士に相談する重要性
未成年者が関わるトラブルは、子供の将来に大きな影響を及ぼす可能性があるため、迅速かつ適切な対応が求められます。
名誉毀損やプライバシー侵害等の法的問題への対応には専門的な知識が必要であり、また、感情的になりやすい事案でもありますので、弁護士に相談することをお勧めします。
弁護士は法的観点から問題の適切な対応をアドバイスし、親御さんやお子様の権利を守るサポートをいたします。
親として冷静に対応しつつ、必要に応じて弁護士に相談することで、子供の権利と未来を守ることができます。
トラブルに直面した際は、一人で悩まずに専門家にご相談ください。