誹謗中傷・名誉毀損がよく起こる媒体についてご紹介いたします。
このページの目次
1 Twitter
Twitter上での誹謗中傷や名誉棄損に関するご相談は最近非常に増えております。
学校の同級生や職場の同僚に関する悪口を書き込んでしまったというご相談や、有名人のTwitterに誹謗中傷・名誉毀損に類する投稿をしてしまったというご相談が非常に増えている印象です。
Twitter社はアメリカ法人であり裁判手続を取る際には時間がかかる傾向があること、また、Twitter社のIPアドレスの開示機関やログの保存期間は短いこと等を踏まえますと、Twitter上でトラブルが発生した場合には、一刻も早くご相談いただくことが非常に重要と言えます。
2 FacebookやInstagram
FacebookやInstagram上でのトラブルに関するご相談も増えている印象です。
これらの媒体では乗っ取り被害やなりすまし被害に関するご相談も一定程度ございます。
FacebookもInstagramもいずれについても、裁判手続を行う場合には、アメリカ法人のFacebook社に対して訴えを提起する必要がありますので、日本法人の場合に比して一定程度の時間がかかります。
また、ログの保存期間の問題もありますので、FacebookもInstagram上でトラブルが発生した場合には、早期にご相談いただくことが重要です。
3 Googleマップの口コミ
企業の担当者の方から、Googleマップの口コミ部分に根も葉もないことを投稿されて非常に困っているというご相談をいただくことがございます。
この場合、Google社に対する削除請求等をご案内することや、代理人として行うことが多いといえます。
Google社はアメリカ法人ですので、裁判手続を利用する場合には日本法人の場合に比して一定程度の時間がかかります。
そのため、Googleマップの口コミに関してトラブルが発生した場合には、早期にご相談いただくことが重要です。
4 ブログやアフィリエイトサイト
ブログやアフィリエイトサイトに関しては、誹謗中傷や名誉棄損に類する投稿をされているといったご相談のほかに、企業の担当者の方から、ランキングサイト上で不当な評価を受けて困っているというご相談をいただくこともあります。
ブログやアフィリエイトサイトの場合、サイト管理者の調査やサーバー管理者の調査、調査結果に応じた削除請求等を順番に行う必要があります。
5 5ちゃんねる
5ちゃんねる上で誹謗中傷や名誉棄損に類する投稿がなされて困っているというご相談をいただくこともあります。
5ちゃんねるの運営会社はフィリピン法人ですので、5ちゃんねるに関する裁判手続は非常に長期間かかる傾向にあります。
6 2ちゃんねる
2ちゃんねる上で誹謗中傷や名誉棄損に類する投稿がなされて困っているというご相談をいただくこともあります。
よくある勘違いなのですが、2ちゃんねるには、5ちゃんねる上で記載されている投稿が表示されます。そのため、2ちゃんねる上の投稿なのか、それとも5ちゃんねる上の投稿なのかは最初の段階で明確に区別して対応する必要があります。
7 爆サイやホスラブ
爆サイやホスラブ等の匿名掲示板上での誹謗中傷や名誉棄損に類する投稿に関するトラブルのご相談をいただくこともあります。
これらの媒体に関しては任意での削除請求を行うことができる場合もありますが、ご自身で対応を開始される前にまずはご相談いただき、どのように対応を進めることがよいかを慎重に検討する必要があります。