匿名掲示板の代表格である「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」や、ローカル情報に特化した「爆サイ(爆サイ.com)」。
これらの掲示板は匿名性が高く、過激な書き込みが行われやすい場所です。それぞれの掲示板には「独自のルール」と「削除の作法」があります。
このページの目次
1 「爆サイ」は地域密着型のトラブルが多い
爆サイは地域別・ジャンル別の掲示板であり、特にキャバクラ・風俗などの「夜のお店」、建設業、地域の中小企業、特定の個人に関するスレッドが多く立っています。
ローカルなコミュニティであるため、書き込んでいるのが「職場の同僚」「近所の知人」「元交際相手」である可能性が高く、リアルの人間関係に直結する深刻な被害になりがちです。
2 爆サイの削除依頼
爆サイには専用の「削除依頼フォーム」があります。
弁護士が法的な理由を明記して依頼すれば、比較的スムーズに(数日〜1週間程度で)削除に応じてもらえる傾向にあります。
ただし、削除されても「誰が書いたか」までは教えてくれません。犯人を特定したい場合は、削除とは別に開示請求の手続きが必要です。
3 「5ちゃんねる」の複雑なシステム
5ちゃんねるは、巨大な掲示板群であり、運営体制やサーバーの場所が複雑です。
メールでの削除依頼に対応してくれる場合もありますが、基本的には裁判所を通じた「仮処分」手続きが必要になるケースが多いです。
また、5ちゃんねるには「コピーサイト(ミラーサイト)」が無数に存在します。大元の5ちゃんねるの投稿を消しても、「2ちゃんまとめ」などのコピーサイトに記事が残っていれば、検索結果には表示され続けます。
被害を完全に消し去るには、これらコピーサイトに対しても個別に削除請求を行わなければならないという「イタチごっこ」になりがちです。
4 過去ログ(ログ速など)の問題
掲示板の書き込みが流れて見えなくなっても、「過去ログ保存サイト」にデータが残っている場合があります。 「昔の書き込みだからバレないだろう」と思っていても、こうしたログサイトの記録から開示請求が可能な場合もあります(ただし、通信ログの保存期間の壁はあります)。
5 掲示板被害は「放置」が一番危険
掲示板の書き込みは、面白がって拡散されたり、まとめサイトに転載されたりすることで、半永久的にネット上に残り続けるリスク(デジタルタトゥー)があります。
「そのうち沈静化するだろう」と放置していると、検索エンジンの上位に悪口が表示されるようになり、就職や結婚、ビジネスに悪影響を及ぼします。
掲示板ごとの特性を熟知した弁護士であれば、削除から特定まで、最短ルートでの解決策を提案できます。

有森FA法律事務所では、インターネット上の誹謗中傷や名誉毀損、プライバシー・著作権に関するトラブルなど、ネットにまつわる様々なお悩みに対応しています。スマートフォンやSNSが日常に溶け込んだ今、ネット上の問題は誰にとっても身近なリスクとなっています。東京都をはじめ全国からのご相談に対応しており、WEB会議によるご相談も可能です。ひとりで抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
